浴衣とは?

浴衣は夏に着る綿や麻などの天然素材でできた1枚仕立ての着物です。

もともとはお風呂上りに素肌に着た着物で、夏の夕方以降に着るものとされていました。

普通の着物を着る時には、下着にあたる肌襦袢を着た後、長襦袢を着ますが、浴衣を着る時には長襦袢は着ずに肌襦袢の上から直接着ます。

下着
衿の作りも簡単になっていて、普通の着物より着るのも簡単です。

着物の入門編と言っても良いでしょう。

浴衣に合わせる帯は、一般の着物の帯より巾が狭い「半巾帯(はんはばおび)」か、子供の時に着た着物の帯のような「兵児帯(へこおび)」です。

どちらも比較的簡単に結べる帯で、色々な結び方のアレンジがあります。

どちらの種類も、帯締めや帯揚げなど、一般の着物の帯結びに必要な小物を使わずに結ぶことができます。

浴衣の人気ブランド

ブランド
浴衣の人気ブランドには大きく3種類あり、江戸時代から続く老舗、現代の作家物、洋服感覚でデザインされた柄使いのブランド物に分かれます。

代表的なものを幾つか紹介します。

・格調高い老舗もの「竺仙(ちくせん)」浴衣の銘品といえば着物好きなら知らない人はいないブランドです。

伝統的な江戸小紋の柄や昔からの柄をモダンにアレンジしたものなどがあります。

高級品ですので、お値段もそこそこしますが、雑誌やCMなどで有名人が着ていることも多い浴衣です。

・現代の作家物「KAGUWA」元WEBディレクターの久山美樹さんのブランドです。

古典の柄をモダンにアレンジした品の良いデザインが豊富です。

セレクトショップや有名百貨店などで扱われています。

「ヒロコレッジ」アーティスト高橋理子さんが手がける大胆でモダンな柄ゆきの浴衣ブランド。

個性的で他にないデザインが特徴です。

・洋服感覚でデザインされたブランド物。

作家物や老舗物は基本的には反物で買って仕立てる浴衣ですが、この種類の浴衣は「プレタ」といい、仕立て上がりで売られているものです。

お店で試着でき、買えばそのまますぐ着られる、今の浴衣のメインになっているものです。

プレタ浴衣のブランドは沢山ありますが、人気があるのは「tsumori chisato」「キスミス」「ふりふ」「芸艸堂(うんそうどう)」「和風館」などです。

着物の種類について

着物の形は袖の長さ以外は同じですが、柄の入り方や素材で種類が分かれています。

結婚式などに着る礼装、お出かけ着、普段着と大まかに分かれていて、更に複雑な分類がされています。

礼装などは今ではあまり着る機会もないものも多く、厳格な決まりごとも徐々に減りつつあります。

礼装から順に種類を挙げます。

「振袖・黒留袖・色留袖」振袖は未婚女性、留袖は既婚女性の第一礼装。

留袖
結婚式などの慶事に着用します。

袖と裾に柄があり、地の色が黒の物が黒留袖。

色留袖は地の色が黒以外の留袖です。

「色無地・訪問着・付け下げ」略礼装と呼ばれます。

色無地は1色に染めた無地の着物。

訪問着は全身に柄の入った袖の短いもの。

華やかさもあり、現在では結婚式からパーティまで幅広く着られています。

付け下げは無地ベースに少し柄が入った着物です。

「小紋・紬」お洒落着、外出着。

染めや織りの種類は多く、幅広く気軽に着られる着物です。

「浴衣」夏に着る一重仕立ての木綿や麻の着物。

浴衣は着物の中では一番カジュアルで自由度も高く、最近では柄の入り方にも様々なバリエーションが増えています。

着物全般に関してはまだまだ決まりごとが多く、マナー違反でひんしゅくをかわないように事前に勉強することも必要ですが、浴衣に関しては昼間から着てもマナー違反と言われることもなくなりました。

難しいことは考えずに、お気に入りの柄を選んで楽しみましょう。